こちらの写真は我が家の愛猫【もなこ】なのですが、先日避妊手術を行いその当日の夜の様子になります。
おなかに手術跡と縫合が残っているのですが、麻酔が切れて痛いのも相まってまるで性格が変わったかのように大人しくなりました。
もなこは7月で1歳になるのですが、避妊手術を受けさせようか迷っていた所いろいろ調べて今回手術そすることに決めました。
そこで今回は猫の避妊・去勢手術について見ていきたいと思います。
【メス猫】避妊のメリット
まずはメス猫の避妊時の効果を見ていきましょう。
妊娠対策
一番の目的は妊娠を回避出来る点です。
計画的に繁殖を行うブリーダーや、単純に子猫が欲しい場合を除いたら妊娠は猫にとっても飼い主にとっても負担になりかねません。
室内で飼っている猫でも、ふとした事で外へ出てしまい望まぬ妊娠をしてしまう可能性も十分ありますので、予定外の妊娠を避けるためにも避妊手術は受けることをオススメします。
発情期のストレス回避
以前こちらの記事で紹介した発情期ですが、メス猫は年に平均2〜3回の発情期があります。
病気のリスク軽減
メス猫には人と同じように子宮や卵巣があるのですが、年老いていくと生殖器疾患のリスクが高まります。
また発情期が来ると性ホルモンが分泌されるのですが、性ホルモンの影響により乳腺腫瘍(乳がん)などにもなりやすくなるため、避妊することで発生率を軽減することが出来ます。
【メス猫】避妊のリスク
次に避妊手術を行うとどのようなリスクが出るのか見ていきましょう。
体重が増えやすくなる
手術前よりも太りやすい体質になります。
避妊手術は卵巣や子宮の摘出を行うのですが、卵巣と子宮を摘出するとホルモンバランスに変化が起きます。
このホルモンバランスの変化により代謝が落ちることで、手術前と同じ量の食事でも太ってしまうことがあります。
麻酔や術中・術後等の影響
もなこの術後・縫合の様子
避妊手術の際は猫ちゃんに全身麻酔をかけて手術が行われます。
この麻酔は病気の時の麻酔とは違い、健康な状態でかけるためそこまでリスクは高くないのですが、それでも猫ちゃんにとってはあまりいいものとは言えません。
また手術自体は日常的に行われるぐらいの複雑なものではないのですが、猫ちゃんの体には少なからず若干の負担はかかります。
また切開後の傷口や縫合跡が炎症を起こす可能性があったりと、手術が無事に終わったからといって安心も出来ないといったリスクがあります。
【オス猫】去勢のメリット
次にオス猫の去勢手術の効果を見ていきましょう。
発情ストレスがなくなる
オス猫には発情することはあっても発情期という概念がないのですが、発情しているメス猫に出会うことで刺激を受け自身も発情し、いつでも交尾が可能な状態になります。
しかし飼い猫の場合メス猫に出会うことが出来ないため、仮に発情状態になったとしても性的な欲求の消化が難しいためにストレスになってしまいます。
去勢手術を行うことでこの性的ストレスから開放してあげることが出来ます。
攻撃的な性格や行動が緩和する
去勢手術を行うことで周りに攻撃したり、怒りっぽくなったり、他の猫とケンカするといった攻撃的な行動が緩和されます。
その猫の持った性格な部分もあるので、あまり去勢のタイミングが遅くなると緩和が見られない場合もあります。
病気のリスク軽減
メス猫同様、病気へのリスクが軽減されます。
メス猫の場合は子宮に関する病気がありましたが、オス猫には前立腺の病気や感染症の猫エイズなどがあり、これらの発症の可能性を下げてくれます。
しかし猫は生殖器系の病気にかかること自体が稀なので、あくまで確率が下がる程度に考えていたほうがいいかもしれません。
【オス猫】去勢のリスク
次に去勢時のリスクを見ていきましょう。
繁殖機能を失う
当然とも言えるのですが生殖器がなくなってしまうため繁殖することができなくなります。
今の猫ちゃんの血統を残したいと考えているなら計画的に交尾と去勢のタイミングを考える必要があります。
体重が増えやすくなる
メス猫同様、オス猫も去勢後は太りやすい体質になります。
ホルモンバランスの変化によるものですが、食欲増進と代謝の低下が相まって食事の量かわらなくても体重の変化が見られる場合があります。
また去勢後は運動量も減ってしまうため肥満になりやすく、食事量の調整が去勢前より大事になってきます。
麻酔や術中・術後等の影響
こちらもメス猫の避妊手術と同様ですが、手術の際は全身麻酔を使用しますので健康状態が良好の猫ちゃんといえど多少の負担はかかってしまいます。
手術前の体調管理はしっかりとおこないましょう。
【避猫ちゃんの飼い主さん必見!】避妊・去勢は絶対必要?メリットとリスクを教えます!まとめ
今回は猫の避妊手術・去勢手術ついて見てきました。
手術をする・しないは飼い主さんにもよりますが、どちらも猫ちゃんの為に必要な処置であるとともに、ある程度のリスクや影響も考えておかなければいけません。
まだ生後まもない猫ちゃんを飼っている方で手術を考えている方は、今回の記事で参考にしていただければと思います。
これからも愛猫との楽しいニャン活を過ごしましょう!
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